大阪総合保育大学 大学院
大阪総合保育大学大学院は、教育基本法と学校教育法の定めるところに従い、大阪総合保育大学児童保育学部における教育の基礎の上に、今日の保育・教育をめぐる諸課題の解決に資する豊かな研究能力と優れた実践的指導力を兼ね備えた高度専門職業人を養成することを目的として児童保育研究科修士課程を平成22年4月に開設しました。
この設置の趣旨と人材養成の目的を継承しつつ、平成24年4月を期して、質的により高度な人材養成をめざす博士後期課程を開設し、修士課程を博士前期課程へと課程名称を変更しました。
博士後期課程の教育研究上の理念は、急激な社会の変化に伴い、山積している保育・教育並びに子どもの心身の健康にかかわる様々な課題を解決するために、理論と実践・臨床との融合を図り、理論的研究を実践・臨床に応用できる柔軟で高度な実践的・臨床的視野と能力を兼ね備えた研究者を養成して、学界及び社会のさらなる発展に寄与しようとするところにあります。
大阪総合保育大学大学院 博士前期課程、博士後期課程の入試情報はこちらからご覧ください。
大阪総合保育大学大学院児童保育研究科は、博士学位請求論文審査の透明性・客観性を確保するため、公開審査会を下記の通り開催します。ご多用中とは存じますが、奮ってご参加ください。なお、審査途中の入退室はご遠慮くださいますようお願いいたします。
日時 | 2024年1月28日(日)13:00~13:45 |
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場所 | 大阪総合保育大学 A学舎 2階 201室 |
学位申請者1 | 若尾 良徳(保育者における結婚・出産後の就業継続のライフコース展望に関する研究) |
2022年度 | 貞松 成 様 「保育の個別最適化研究」 |
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取得できる学位・資格
大阪総合保育大学は日本で保育専門の博士課程を開設し保育の実践の中核として研究・教育の場を提供しています。学校教育系の大学院はこれまでもありましたが、保育に特化した保育系の大学院はありませんでした。しかし、保育に関わる「高度専門職業人」(専門性を持った保育者)を育成し、保育のリーダーの役割を担う人材の養成が急務であると指摘され2010年にまず大学院修士課程が本学に設けられました。
そのため、保育・教育系と心理健康系の2つの分野を想定し授業科目を用意しています。現在14期生まで各学年定員(10名)前後の院生が入学し、学習・研究などに取り組んでいます。修了後は保育の専門家、実践リーダーとして、また、幼児教育専門の大学教員・研究者として活躍しています。
その後、さらに深く専門的に教育する人材育成のために、本学に博士後期課程が開設されました。保育の研究はこれまで教育学・心理学・医学・保健学などで扱われてきましたが、保育それ自体を学問研究領域とする大学院はなく、保育学の確立というこれまで省みられなかった専門性を追求する博士後期課程が開設されました。博士後期課程では前期(修士)課程の2つの領域区分を念頭に置きつつ、より実践的・学術的な研究が進められています。後期課程では博士号が授与されますが、論文博士も受理しています。
専門基礎科目 |
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教育学特論、保育学特論、幼児教育学特論、発達心理学特論、小児医学特論Ⅰ、子ども心身医療特論Ⅰ、保育研究調査法Ⅰ、保育研究調査法Ⅱ |
専門応用科目 |
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■保育・教育実践研究領域 教育方法特論、教育方法学特殊講義Ⅰ、教育方法学特殊講義Ⅱ、こども学特殊講義、教育課程特論、幼児教育思想史研究、教育内容研究、保育内容研究、教育実践研究Ⅰ、教育実践研究Ⅱ、保育実践研究Ⅰ、保育実践研究Ⅱ、子どもと表現研究、生涯教育学研究 ■子どもの健康研究領域 教育心理学特論、教育心理学特殊講義、幼児教育心理学特論、臨床発達心理学、幼児心理学特論、小児医学特論Ⅱ、子どもと健康特殊講義、子ども心身医療特論Ⅱ、臨床心理学研究Ⅰ、臨床心理学研究Ⅱ |
教科教育科目 |
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国語科教育特論、算数科教育特論、理科教育特論、社会科教育特論、音楽科教育特論、体育科教育特論 |
研究指導科目 |
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研究指導 |
博士前期課程の修了要件 |
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□30単位以上を修得すること □修士論文または実践研究報告書を提出し、審査に合格すること |
※実践研究報告書とは、保育・教育の現場にかかわり、日々の実践で試みた保育・教育課程や指導法・評価法、さらには、地域との連携、子育て家庭への支援等の改善について、その過程と結果をデータに基づいて整理かつ考察し、その理論的意味付けを行ったものをいいます。
特殊研究科目 |
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教育学特講、幼児教育学特講、保育学特講、小児医学特講、子ども心身医療特講、発達心理学特講 |
課題演習科目、保育・教育研究領域 |
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教育学演習、教育方法学演習、幼児教育学演習、保育実践研究演習、保育内容研究演習 |
課題演習科目 子どもの健康研究領域 |
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小児医学演習、子ども心身医療演習、発達心理学演習(発達支援・発達臨床)、臨床心理学演習 |
研究指導科目 |
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研究指導 |
博士後期課程の修了要件 |
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□10単位以上を修得すること □博士学位請求論文を提出し、審査に合格すること |
入学金 | 授業料 | 教育充実費 | 合計 | |
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入学手続き納付金 | ¥200,000 | ¥300,000 | ¥60,000 | ¥560,000 |
後期授業料納付金 | ー | ¥300,000 | ¥60,000 | ¥360,000 |
本学では、職業等に従事しながら、また家事、育児、介護等に当たりながら大学院で学ぶことを希望する社会人の方々の学習機会を一層拡大する観点から、「長期履修制度」を設けています。上記の事情により修学、研究の時間が制限され、標準修業年限内で修了することが困難な方が柔軟に修業年限を超えて学び、学位を取得することが可能になります。この制度は、本人の申請に基づいて審査し、標準修業年限を超えて長期履修をあらかじめ認め、計画的に課程を修了することにより、学位の取得を可能にしたものです。
本学では、職業等に従事しながら、また家事、育児、介護等に当たりながら大学院で学ぶことを希望する社会人の方々の学習機会を一層拡大する観点から、「長期履修制度」を設けています。上記の事情により修学、研究の時間が制限され、標準修業年限内で修了することが困難な方が柔軟に修業年限を超えて学び、学位を取得することが可能になります。この制度は、本人の申請に基づいて審査し、標準修業年限を超えて長期履修をあらかじめ認め、計画的に課程を修了することにより、学位の取得を可能にしたものです。
入学後、2年次開始時までに「長期履修申請書(本学形式)」を提出。
前期課程 | 標準修業年限(2年間)において支払う授業料を、標準修業年限内に支払う。 |
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後期課程 | 標準修業年限(3年間)において支払う授業料を、標準修業年限内に支払う。 |
平成28年3月31日付文部科学省高等教育局長より通知のあった「学校教育法施行規則の一部を改正する省令について」を受け、大阪総合保育大学大学院児童保育研究科は三つの方針を策定しました。
大阪総合保育大学・大阪城南女子短期大学リポジトリとは、大阪総合保育大学・大阪城南女子短期大学において創造された研究成果物等を電子的に半永久的に蓄積・保存し、学内外に公開する電子アーカイブ(保存庫)です。紀要論文、博士論文等が閲覧、利用できます。
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